商社(機械)
課題
解決
導入経緯
愛媛県松山市に本社を構える四国建販様は、建設機械の世界トップシェア を誇る「キャタピラー」社の正規販売代理店として、四国3県(愛媛県、高知県、徳島県)で建設機械の販売からメンテナンス、予防整備、修理までを一貫して提供されています。
今回、四国建販様の本社工場では、部品倉庫の運用に課題を抱えていました。現場で稼働中の建設機械に不具合が発生した際には、機械を早急に復旧させるため、修理に必要な部品を迅速にピッキングする必要があります。しかし、部品の保管点数は約10,000点にのぼり、棚や引き出しによる管理では、必要な部品をすぐに見つけることが難しい状況でした。
そこで新社屋への移転を機に、部品倉庫の機能強化を目的として「AutoStore」を導入しました。
導入効果
従来は、棚や引き出しに部品を保管し管理していたため、広いスペースを必要としていましたが、すでに倉庫スペースは限界に近く、棚を追加する余地もない状況でした。
導入したAutoStoreは、ビンと呼ばれる専用コンテナを積み重ね、地上7mの高さまで空間を有効利用することで、高密度な保管を実現しました。
また、ビン内部に仕切りを設けることで、1ビンに複数のSKUを収納でき、省スペースでありながら、多品種の部品を効率的に保管できる環境を実現しました。
従来の棚管理では、入荷後に人手でロケーション割り当てを行い、ピッキング時に倉庫内を歩き回るなど、移動や探索時間が作業負荷の大きな要因になっていました。
AutoStore導入後は、在庫ロケーションをシステムが自動で割り当てて管理し、ピッキング時はロボットが必要なビンを作業者の手元まで搬送するため、定位置で作業できるようになり、身体的・時間的負担を大幅に軽減しました。
また、ヒューマンエラーによるピッキングミスを低減するため「プロジェクションピッキング」を採用。ピッキング時に取り出し間口を照射するとともに、部品名やピッキング数量が作業者の目の前に大きく表示されるため、視認性と作業精度が向上しました。
これにより、短時間の教育で誰でも正確な作業が行えるようになりました。
今後の展望
四国建販様にとって、AutoStoreの導入はゴールではありません。最新テクノロジーであるAutoStoreを取り入れ、次の成長へとつなげる第一歩です。
現在もトーヨーカネツと連携しながら、より使いやすく、現場に根差したシステムへと進化を続けています。
トーヨーカネツは、国内で唯一、自社工場にてAutoStoreを運用するディーラーです。その実運用で培ったノウハウを生かし、今後もお客様の現場を止めない、信頼されるパートナーを目指してまいります。
※この記事内容は、2025年12月時点のものです。