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生活協同組合連合会ユーコープ事業組合様・遠州トラック株式会社様 (要冷物流センター構築)

集品能力が大幅アップ。トラブルなしの最新物流システム 生活協同組合連合会ユーコープ事業連合 岡崎淳様(総合企画本部生産物流部長)、遠州トラック株式会社 石川健治様

神奈川、静岡、山梨県で展開されている、生協の宅配事業「おうちCO-OP」。登録数46万世帯、利用点数は年間1億点を超える。 この巨大な宅配ビジネスを支えているのが、神奈川県厚木市にある「森の里セットセンター」です。冷蔵、冷凍食品の物流拠点として、2009年11月より順次段階的な稼働を開始。生産効率を考えた建屋設計と温度管理システム・最新の物流システムの導入で、集品能力が大きく向上。猛暑が厳しかった夏季でも商品温度に関するトラブルなしという、組合員に安心安全の商品をお届けできるよう優れたコールドチェーンを構築しています。

※インタビュアー:笠井志麻(トーヨーカネツソリューションズ 総務・品質保証グループ 広報担当)

生活協同組合連合会ユーコープ事業組合様 遠州トラック株式会社様 プロジェクト概要

導入後の成果

・課題(before)
  • 集品能力の向上
  • 取り扱いアイテム数の拡大
  • 商品温度管理の徹底
  • 集品システムの改善
・導入効果(after)
  • ライン数を増加し、集品能力が2倍に
  • 画期的なシステム導入で生産性が向上
  • 全館の低温管理環境を実現
  • 環境に配慮した省エネシステムを構築

導入製品・サービス

SPDIII(集品ライン)
SPDIII(集品ライン)
冷凍ショーケース
冷凍ショーケース

RFIDタグ読み取り
RFIDタグ読み取り
自動コンテナ段積み機
自動コンテナ段積み機

導入背景:キャパオーバーを解消し、集品能力アップが必要だった

生活協同組合連合会ユーコープ事業組合

1996年に稼働を始めた中津セットセンターは、その後の宅配事業の拡大により、集品総数が限界を迎え、そのまま稼働していれば2010年には完全にキャパオーバーとなってしまう。また、同センターの作業環境温度は15℃で、夏場に冷凍品を扱う際に品温管理上の問題がありました。
新セットセンターではアイテム数、特に冷凍アイテムの拡大に対応できる充分なライン数と徹底した温度管理が求められました。
そこで吉田ドライセットセンターで実績のある遠州トラック様に業務を委託。当連合の要冷セットセンター、商品検査センター、そして遠州トラック様の厚木要冷センターも兼ねた大型複合センター「森の里セットセンター」の竣工をめざしました。

選定理由:長年の蓄積を生かし、より的確なシステムを

 遠州トラック株式会社 石川 健治様

遠州トラック株式会社は、静岡での吉田ドライセットセンターなどを展開しています。そのセンターにトーヨーカネツソリューションズの設備が導入されており、堅実に稼働してきた実績がありました。また、ユーコープ事業連合様でも同様にトーヨーカネツソリューションズと長いつきあいがあり、互いに流通事業を展開してきたノウハウの蓄積がありました。それを生かさない手はないということで、今回もトーヨーカネツソリューションズにお願いすることにしました。
今回、生産管理の面で新しいシステムを構築したかったため、試行錯誤のスタートでした。そんな時、トーヨーカネツソリューションズの担当者は、打合せをしていても、こちらが気づかない点をたくさんの指摘くださり、提案いただけるので、非常に信頼できるパートナーと考えております。また、職人気質の技術者がいらっしゃり、何事にも手を抜かない姿勢が、システムをまかせする側として安心できました。

導入後:画期的なシステムで生産性が大きく向上

冷凍ショーケース

「森の里セットセンター」は、旧センターの3倍の広さとなる、1層約3000坪で3建ての広さを確保。3方向を山に囲まれ、正面に大山が見える、絶好のロケーションです。まず、ライン数が4ラインから6ラインへ増加し、集品能力が2倍になりました。扱いアイテム数も230点から350点に拡大、現状では毎日280点ほどの商品を扱っています。冷蔵、冷凍食品を扱うセンターですから、全館5℃を基調に、冷凍庫も増設しています。補充エリアは温度が変更でき、午前中は冷凍食品(0℃)、午後は冷蔵食品(5℃)に設定しています。各ラインの一部のゾーンの棚の最下部は-25℃の冷凍ショーケースとなっており、アイスクリームや干物など溶けやすい商品も問題なく集品できるようになっています。
さまざまな機器が最新システムになり、 機械の能力も格段に向上しました。トーヨーカネツソリューションズの提案で、①フィルム自動交換式のフィルムインサーター、②同様にバトンタッチ式のラベラー、③RFIDタグを活用した商品トレースシステム、④ビッグシッパー(冷凍ケース)とシッパー(冷蔵ケース)を共通でドーリーに積み付けできるネスタックシステム、⑤出荷直前にペレットドライアイスを冷凍品に自動計測投入できるペレット自動投入機など、ユーコープの中で初めての試みとなる画期的なシステムが導入されました。
本稼働して10ヶ月ほど経ちますが、これといったトラブルが無いことが本当に素晴らしいと感じています。またこのセンターの温度管理システムは設計から施工までトーヨーカネツソリューションズさんにお願をしました。2010年の夏は暑く、長かったですが、品温に関するトラブルもありませんでした。ラインの温度管理や、配置のプランがよかったからだと実感しております。

今後の展開:高い能力を維持し、変わりゆく物流に対応を

生活協同組合連合会ユーコープ事業連合 岡崎 淳様

現在、集品ラインの能力が大変よい数値となっています。想定されたオーダーピッチ(ケース1個あたり、商品を詰めるのに何秒かかるかという数値)は冷凍ですと9割、つまり10%能力が上がっているということです。これは、非常に喜ばしいことです。
このセンターの設計値は集品点数年間1億5千万点(初年度計画1億3百万点)。消費行動が縮小傾向にある今、宅配事業もどこまで伸びるか、将来を楽観できないのも事実です。流通機構自体が大きく変化する可能性もあります。現在、当センターは非常によい稼働を見せているので、この状態を維持していくとともに、ここでのノウハウを次の世代に生かして、さらによいものを作っていきたいと考えています。

導入企業プロフィール

森の里セットセンター

会社名

遠州トラック株式会社

事業内容

一般貨物自動車運送事業、貨物運送取扱事業、倉庫業、他

従業員数

619名(平成22年3月31日現在、パート・アルバイト除く)

URL

※この記事内容は2010年12月に取材した内容を元に構成しています。記事内における数値データ、組織名、役職などは取材時のものです。

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