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中部国際空港株式会社様(Baggage Handling System/旅客手荷物処理システム構築)

トップシェアの実績が決め手。空の玄関を支えるBHS(旅客手荷物処理システム)中部国際空港株式会社様BHS(旅客手荷物処理システム)構築八木伸男様(業務推進本部経営企画部 空港計画グループ 担当課長)

2005年開港以来、4年連続で「CS(お客様満足度)世界No.1」を得ている「中部国際空港セントレア」。多くの利用客に愛され信頼されてきたセントレアは、国際線で日本初のインラインスクリーニングシステムを導入するなど、最新のBHS(旅客手荷物処理システム)の整備に力を入れている空港でもあります。CS満足度世界No.1空港を維持するために、また、日本の国際拠点空港として機能するために、重要な役割を果しているのが物流システムなのです。

※インタビュアー:笠井志麻(トーヨーカネツソリューションズ マーケティングG 広報担当)

中部国際空港株式会社様 プロジェクト概要

導入後の成果

・課題(before)
  • CS(お客様満足度)世界No.1に貢献できる物流システム
  • 国際空港にふさわしい高い安全性・利便性・快適性
  • 人と荷物へのやさしさを徹底的に追求する
・導入効果(after)
  • インラインスクリーニングシステムで、チェックインまでの待ち時間が大幅短縮
  • 最新のBHSにより、セキュリティレベルが総合的に向上
  • 「ベルトキャリーソータ」で、手荷物へのやさしさを実現
  • 安全・迅速・確実な手荷物搬送で、円滑な空港マネジメントに貢献

導入製品・サービス

チェックインアイランド
チェックインアイランド

メークアップエリア
メークアップエリア

ブレークダウンエリア
ブレークダウンエリア
BHS監視室
BHS監視室

導入背景:お客様満足度を高めるために必要だった最新BHS

「中部国際空港セントレア」開港にあたって「CS(お客様満足度)世界No.1空港」を目標としたのですが、その具現化の一つが「誰もが使いやすい空港」を追求したユニバーサルデザインです。国際線・国内線のアイランドが一つのフロアにあるすっきりしたレイアウトで、名鉄線「中部国際空港駅」とはコンコースでつながり、駅から階段を使わずに一直線でチェックインカウンターに行くことを可能としました。
こうして得たスムーズな動線を最大限に発揮するためにも、セントレアでは開港準備当初から、BHS(旅客手荷物処理システム)においてインラインスクリーニングシステムの導入を検討しました。チェックインした後にBHS内で手荷物検査を行えるインラインスクリーニングならば、旅客のチェックインカウンターでの待ち時間を短縮できるからです。何より、21世紀にふさわしい高い安全性・利便性・快適性を実現するためには、最新のBHSが不可欠と考え、選定に臨みました。

選定理由:人と荷物へのやさしさを追求する思想が一致

旅客にもやさしい配慮のターンテーブル(傾斜型トリプラナー)
旅客にもやさしい配慮のターンテーブル(傾斜型トリプラナー)

トーヨーカネツソリューションズに決定した最大の理由は、国内でBHSを導入する空港のうち約9割のシェアを誇る実績にあります。手荷物搬送に起因した飛行機の遅延などあってはならないことですし、何と言っても国内の空港でインラインスクリーニングシステムを導入するのは初めてのこと。「豊富な実績を持つトーヨーカネツソリューションズならば、案心して任せられる」という厚い信頼が根底にあったのです。
また、トーヨーカネツソリューソンズの「ベルトキャリーソータ」が手荷物により“やさしい”ことも重要なポイントでした。仕分け用ベルトコンベヤを装備した台車が等間隔に取り付けてあり、手荷物が所定の位置にくると仕分け用のベルトコンベヤが瞬時に起動し、水平かつスムーズに仕分けるベルトキャリーソータは、手荷物にショックを与えない配慮がなされていました。他にも、到着手荷物受取りのターンテーブル(傾斜型トリプラナー)の高さと角度は、旅客が無理のない姿勢で取れる角度を追求してたどりついた結果であるなど、トーヨーカネツソリューソンズの製品・システムには、あらゆる部分で人と荷物へのやさしさが徹底されていました。それは「やさしさ」と「合理性」を軸に開港準備を進めていたセントレアと、相容れるものがありました。受注から構築まで2年、さらに構築から導入まで2年近い月日を要したのですが、その間、苦労を分かち合いながら信頼関係を築けたのが、目指す方向が一致していたからだと実感しています。

導入後:インラインスクリーニングシステムで、チェックインがスムーズ

国際線チェックインカウンター
国際線チェックインカウンター

セントレアのBHSは、コンベヤ総延長4.8km(国際線3.6km、国内線1.2km)、コンベヤ1020台(国際線860台、国内線160台)という構成になっています。ちなみに、国際線のアイランドに集まった荷物を集約するベルトキャリーソータは毎時4000個/処理能力を持つなど、高いレベルを誇っています。
国際線として国内初導入のインラインスクリーニングは、期待通り待ち時間の大幅な短縮に貢献し、スムーズなチェックインを実現させました。また、チェックインコンベヤが止まらないので、カウンターで働く人たちのストレスを軽減できるという効果にもつながっています。
国際線の便数が増えたことを背景に、2007年、国内線のチェックインライン(カウンター)1ラインを国際線に改造しました(現在、国際線5ライン、国内線2ライン)。改造工事というのは運用しながらなので新設よりも困難を伴うのですが、一切のトラブルもなく完了しました。
空港は公共性の高い施設ですからトラブル回避は必至ですが、セントレアでは物流システムのトラブルは一度もありません。小さなトラブルも見逃さない最新装備の監視室をはじめとする万全の備えがあればこそだと、トーヨーカネツソリューションズの総合力に感謝しています。

今後の展開:地方都市と世界を結ぶ空港としての機能を強化

セントレアには、乗り継ぎが便利という大きなメリットがあります。例えば、地方都市から海外へ行く場合、羽田空港と成田空港を利用すると、移動は鉄道などに乗車する必要がありますが、セントレアならば国内線から国際線への乗り継ぎは2階フロアから3階フロアへの移動だけです。しかも、日本の国際空港の中でも豊富な国内線ネットワークを有していますから、 地方都市から世界へ旅する際の利便性がとても高いのです。 しかし、こうした利便性の認知はまだ低いため、中部圏の利用者中心なのが実情です。セントレアの発展にはさらにPRを進めていくことが不可欠ですが、それと同時に、国際拠点空港として機能の強化もまた不可欠と認識しています。中でも重要なのが、到着時の手荷物の返却のスピードアップです。当然のことながらお客様満足度にもつながりますから、トーヨーカネツソリューションズとの協力体制を深め、CS(お客様満足度)世界No.1空港であり続けたいと思っています。

導入企業プロフィール

中部国際空港株式会社

会社名

中部国際空港株式会社(中部国際空港 セントレア)

特色

定期国際線の旅客便は週約300便運航、年間約770万人(2009年2月末時点)が旅客利用する国際空港です。インラインスクリーニングシステムの導入により国際線と国内線のチェックインカウンターを同じフロアにコンパクトにまとめることができ、すっきりとゆとりのある空間が実現。発着情報画面の文字の大きさからカーペットの配色にいたるまでユニバーサルデザインの思想が行き届いた旅客ターミナルビルは、2005年「グッドデザイン賞」を受賞しています。

従業員数

282名

URL

※この記事内容は2009年7月に取材した内容を元に構成しています。記事内における数値データ、組織名、役職などは取材時のものです。

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